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なんともブルジョアな「移動撮影防振装置」です。「Steadicam(ステディカム)」という呼び方が、このテの商品の総称みたいになっていますが、本来は「シネマプロダクツ社(現在はTiffen社)」の商標です。 |
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オリンピックの開会式やサッカーワールドカップの副審脇で、鎧というかベストから突き出たアームの先端にカメラ載っけたバミューダパンツにハイソックス&スニーカー姿のマッチョ(たいがい)が、ケーブル持ったCAに介添えされながら撮影しているのを見たことがあると思いますが、あれがステディカムとカメラマン(オペレーター)です。
←それのDVカメラ用だから「DVステディカム」 |
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大型カメラ用のステディカムは「リグ(本体?)」+「アーム&ベスト」で使用しますが、DVステディカムの場合はほとんど本体を手持ちで使用します(アーム&ベスト別売)。
DVステディカムの持ち手は本体の重心部へ回動自在に付いていますので、なんだか「やじろべい」っぽいです。
本体の防振効果は「慣性モーメント」により得られるもので、例えば長い棒の中心(重心)を手で持って「手首の力だけで回転させようとしてもなかなか回せない。」ひるがえって「少々では手ブレしない。」の原理です。 |
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「手首の力だけで回転させようとしてもなかなか回せない。」棒も、腕全体の上下左右には平気で動きます。その動きを吸収する為のパーツである「アーム&ベスト」を人の腕で代用しているDVステディカムではカメラマンの動きがカメラに伝わり易いので、上手に使えるようになるには訓練が必要です。
ボクの場合訓練が全然ダメダメなので、ワイドレンズとの併用で誤魔化しちゃっています。 |
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